UAからGA4にレポート移行する際にちょっと困ったのでメモしてみました。
UAとGA4の違い
セグメント
セグメントのシーケンスを活用して「特定のページを遷移した」ユーザーやセッションを絞り込むことができます。
ほかにも女性、男性、デバイスの種類、年齢層などのユーザー属性で絞り込んだり様々なことがセグメントはできるのですが今回は省略します。
ユニバーサルアナリティクスの場合
今回はデモアカウントのGoogle Merchandise Storeトップページからカートへの遷移についてセグメントで設定してみました。ユニバーサルアナリティクスの場合、セッションを主に集計しているのでセッションごとのシーケンスは確認ができます。
GA4の場合
GA4は探索レポートの赤丸部分から設定ができます。
カスタムセグメントで設定していきます。
セグメントの種類は以下の3つです。
- ユーザーセグメント
- セッションセグメント
- イベントセグメント
これまでのユニバーサルアナリティクスではシーケンスをセッションセグメントで設定していたのですが、タイトル通り、GA4にはセッションのシーケンスがなくなりました。
以下の画像を見てご確認ください。
セッションセグメント
ユーザーセグメント
対応策
この対応策としては2つあります。
- ユーザーセグメントで設定を行う
- ユーザーセグメントでオーディエンスを設定する
ユーザーセグメントで設定を行う
ユーザーセグメントで設定すればUAと同じように集計が可能です。
例)
ディメンション:日付
指標:セッション
ただ、この設定で集計してしまうと、この期間内にセグメントで設定したシーケンスを行ったユーザーのすべてのセッションが集計されてしまいます。
そのため、このセグメントをしたユーザーを判別することはできますが、セッションが何回行われたかの判別はつかなくなってしまうというデメリットが存在します。
ユーザーセグメントでオーディエンスを設定する
もう一つの方法はユーザーセグメントでシーケンスを設定した際に右上の[オーディエンスを作成する]にチェックをつけることです。
この[オーディエンスを作成する]を活用することでこのセグメント自体をイベントとして発火させることができます。ただ、イベントを追加しているのでGA360での料金が増加します。設定する際にはどのくらいイベント数が増えるのかを確認し、設定を行うことが必要となるでしょう。
BigQueryではUAと同じように確認をおこなうことができるかもしれませんが、まだ確認が出来ていないため今回はここまでと致します。判明したら追加で記載します。
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