UTMパラメータについてほか記事を読んでもわからなかったところだけまとめました。ほかの記事を読み、この記事を併用して読んでみることをおすすめします。
パラメータとは
今回説明するパラメータとは本当にざっくり説明するとURLに時々ついている?の後ろがパラメータになります。
遷移先WebサイトのURL/?utm_source=yahoo&utm_medium=display&utm_campaign=sample_1
UTMパラメータ
UTMパラメータはGAで使っているパラメータになります。プロモーションの効果測定などのためにGoogleアナリティクスを使っていると、区分して表示してほしいセッションが1つに集約されてしまい、分析に困ってしまう場合があります。UTMパラメーターは通常のURLの後にパラメータという文字列を付与し識別できるようにすることで、Googleアナリティクスの表示を詳細にするものです。UTMパラメーターはGoogleアナリティクスでは、カスタムキャンペーンと言われています。
URLの後ろに?をつけてそれぞれに対応するパラメータをつけることで勝手にGAに入るディメンションに対応してくれます。
UAとGA4でのディメンション・指標
UTMパラメータをURLにつけることで、そのURLをクリックした際にGA上の特定のディメンションに自動で記録され、GA上で確認する事ができます。UAとGA4で確認を行うとこんな集計方法になります(UA・GA4デモアカウントから抽出)。
ディメンションは以下の対応表から確認が可能です。
UTMパラメータ対応表
ディメンションUA | ディメンションGA4 | 備考 | |
utm_source | 参照元 | 参照元 | |
utm_medium | メディア | メディア | |
utm_campaign | キャンペーン | キャンペーン | |
utm_term | 検索キーワード | – | 英語版ではあるらしいが今のところ対応表がない |
utm_content | 広告のコンテンツ | – | 英語版ではあるらしいが今のところ対応表がない |
※utm_termとutm_contentについて https://ga4-quick.and-aaa.com/archives/2495
ちなみにUTMパラメータを設定する方法は他の記事は多数あるのでそちらをご覧ください。
パラメータつける際の注意点
データアナリストとしてマーケターの人に「どうやってパラメータ作るの?」とよく相談をうけたり、「データ集計ができない」と依頼を頂く際によく躓くポイントがあるので頭の中に入れていただきたいことを記載します。
パラメータは小文字にしよう
大文字と小文字は区別されるので別物として集計されます。バラバラになるとわからなくなるので小文字統一をおすすめします。
utm_sourceとutm_mediumは部署内外を超えて統一して
デフォルトチャネルグループを集計したいときにutm_sourceとutm_mediumを使用して設定されます。そのため、部署ごとにバラバラだと困ります。集計する時が来るのであれば統一してください。
自社サイト内でUTMパラメータをつけるのはやめましょう
外部流入でカウントされます。内部でのサイト行動を追えなくなるのでやめましょう。
パラメータをつけるべきURLは遷移先URL
パラメータをつけるべきURLは遷移先URLです。自社のURLにつけるもの、と思っていただければわかりやすいかと思います。
GA側の設定はいらない
UTMパラメータについてはGA側の設定は要らないです。GA上で初期設定が終わっていれば可能です。
簡単なまとめ
UTMパラメータは最初私も理解するのに時間がかかりました。しかし、知ってしまえばすごく使いやすいものなのでぜひ理解し活用してください。今回の記事はUTMパラメータの記事を読んでもよくわからない、というポイントを解消するためだけに作成した記事なので細かい設定の方法などは別の記事を読んでいただき、この記事はサブで確認していただくと分かりやすいと思います。
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