Tableaupublicで直近3年間の花粉飛散量を比較する

2/1からTableau data saverに挑戦中のキノシロです。

Ord1~10まで一通り勉強しましたが、やっとコミュニティ活動でVizをつくり始めました。

何をVizで表現するかを考えた際に一番今私の関心のある花粉の飛散量を表現してみることにしました。

毎朝起きると同時に今日は花粉が多いのか、雨なのか晴れなのかを自分のくしゃみや鼻水でわかるこの季節はとても私に厳しいです。そのため、今年の花粉飛散量を確認し、自分の花粉症対策を行うのを目的にVizを作成してみることにしました。

データソース

今回は花粉情報協会の全国の花粉情報(花粉いんふぉ)を使用させていただきました。

Excelのデータを自分で処理し、tableauで表現した形になります。

直近3年間での花粉飛散量

まずは直近3年間での2/1~3/28(現在)までの花粉飛散量を出してみました。

最大値・最小値のみラベル表示をしてみました。また、ツールヒントとラベルを工夫して、ラベルでは数値を丸めてツールヒントの方では本来の数値がでるようにしてみました。

こうやって見ると今年の花粉よりも2023年の花粉量の方が多いようです。最近コロナで外出する機会があまりなかった&マスク生活だったので気づいてませんでしたが昨年の方が花粉量は多かったと知りおどろきました。

表現方法

今回のグラフでは最大値・最小値のみラベル表示とツールヒントを使用してみました。作成方法としては以下のツールを使用してみました。

ラベル表示

最大値・最小値のみラベル表示方法:ラベル>最大値・最小値のみラベル表示に設定。「すべて」にするとラベルで埋め尽くされたので今回は諦めました。

アドホック計算

ラベルで数値を丸める:アドホック計算を活用し、SUM([花粉量])*1で表示を行い、この集計式を書式設定>数値>数値を丸める。

ツールヒント

ツールヒントの編集:ツールヒント>挿入から必要な情報のみを記載。

種類別花粉量

次にスギとヒノキの種類別の花粉量を抽出してみました。私はスギもヒノキもどちらとも症状が出るタイプですがひどくなったのは3月になってからなのでもしかしたらヒノキの方が花粉の症状が出やすいのかなと思ったりしました。

表現方法

今回は花粉量の平均を知るために平均線を記載したりしてみました。また、後程説明するのですが、アクションを反映するような形にしています。

都道府県別の最新日花粉飛散量

都道府県別の最新日花粉飛散量を抽出しました。

最新日という通り、最新情報の段階で花粉量を判断するためCASE文を用い、地域別に花粉量を 以下のように設定し、色分けしました。

  • 少ない・・・ 10個以下
  • やや多い・・・ 10個以上~30個未満
  • 多い・・・ 30個~50個未満
  • 非常に多い・・・ 50個以上

花粉飛散数に関するランク規準(空中花粉測定と花粉情報標準化委員会により策定、1993年:日本花粉学会誌 39(2):129-134参照)

これで花粉量がわかれば今後の花粉に気を付けなければならない日に気づきやすくなるかと思います。

先ほどのデータは地域をまとめた合計値だったのでアクションで都道府県を選択することでほかのデータも表示されるような形に編集しました。これでどこにいってもその地域の花粉量を確認することができます。

アクションの設定

ダッシュボード上でダッシュボード>アクション>フィルターアクション

アクションの追加>ソースシートとターゲットシートの設定を行います。今回は種類別花粉飛散量(みどりと黄色グラフ)をフィルタしたかったので変更しました。

これで、都道府県を選択したことでどれくらいの花粉の飛散量があったかを確認できます。

もっとやりたかった点

このVizでより表現したかった内容としてはあくまで過去のデータなので未来の予測をしたかった点です。
予測インジケータを使用しようとしましたが、データの欠損が多いとのことで今回は表現することがかなわなかったです。
また、昨年の気温が花粉の量に関係するとの話を見たのですが、それを組み合わせて記載できなかったのがもったいなかったかなと思っています。
この後でVizの講評をチーム内で行うのでほかに変更できることを探そうかとおもいます。

2024/4/21の追記:チーム内で講評した結果

  • 都道府県別の色分けはグラデーションにする
  • 都道府県の地図は固定する
  • 深堀する際に気温データなどを入れるとより良いのではないか

の改善点をいただきました。そして修正した内容がこちらになります。

気温データの追加は該当するデータが見つからなかったので今回は諦めました。。また別途挑戦できればと思っています。